日程:2018年1月20日(土)-21日(日)
山:武奈ヶ岳
今回は冬山登山教室の実技第8回目で、冬山でのテント泊にチャレンジです!
初めての雪山でのテント泊、とにかく準備が大変
アイゼン、ピッケル、ワカンなど冬装備に加え、テント装備に、調理器具、寒さ対策など、、
色々持って行きたいけど、荷物が重くなるのは大変だし
夕食と朝食が共同食なので、食事担当になると、もっと大変!
メニューや人数、メンバー構成にあわせて分量を考え、
できるだけ簡単にできて、温まるものをと事前に一度自宅で上手くできるか試してみたり。
なんでこんな大変な思いをしてまで、さむーい山でテント泊するの??という状態での参加でした。
今回はJR堅田駅に集合でしたが、電車に乗る前にスタッフ1名がアクシデントで不参加となり、
急遽電車の中で4グループから3グループに班編成を変え、
装備や食料の分担をスタッフ7名、受講生4名で振り分けし直しました。
堅田駅からは8:50分発のバスに揺られ、坊村に着いたのが9時半過ぎ。
雪はほとんどないです。
坊村で気温1℃でした。
別のバスに乗車となった1名を待ち、9:50にいよいよ登山開始です。
数日前から3月並みの気温となったため、予想通り登り始めはまったく雪がなく
登り始めて早々に汗がたらたら
、開始30分で衣類調整となりました。
この調子では冬山教室ができるのか?!心配な状態でしたが、
標高850mあたりでこの積雪状況。
標高950m付近で練習も兼ねてアイゼンを装着。
アイゼンを装着した場所は尾根から少し斜面に降りた場所です。
尾根沿いはとても風が強く体感温度が低かったですが、
少し尾根から下がるだけで風をさけることができました。
1つ勉強になりました。
そして武奈ヶ岳山頂に続く西南陵。
少しガスがかかり冬山っぽくなってきました
何度も地図を確認しながら、進みます。
予定通り、14:00に武奈ヶ岳山頂に到着!
山頂はあまり雪がなく、お地蔵さんも12月に行った時より雪のかぶりかたが少ない。
ガスっていて残念ながら景色が見れなかったので、
早々に今日のテント場、八雲ヶ原へ移動
途中、せっかっく持ってきているからと、ワカン、スノーシューを装着。
それでも穴にはまり、何度も転がったけど、それがおもしろい
童心に帰った気分でケラケラ笑いながら、八雲ヶ原へ下りました。
15:40に八雲ヶ原に到着。
ここからは初の冬山テント設営を教えてもらいます。
まずは寝心地を良くするために、みんなで雪を踏み固め、
スコップで平らにしていきます。
次にテントポールの水分を拭きとり
(翌日継ぎ目が凍って取り外しできなくなるのを防ぐため)
協力してポールもテントも雪面につかないようにポールを差し込む。
この時にポールを押すのみで、引かないよう注意です。
次にフライをかけて、竹ペグで固定していきます。
この竹ペグも、初挑戦です。
最後の銀マットを敷いて、入り口の足置き場を掘ったら完成!
丁寧にわかりやすく教えてくもらえたので、楽しみながら設営できました
そのほかにトイレの作り方や(これも初チャレンジで、勇気がいります
)
アイゼン、ピッケルの保管方法、テント内での過ごし方など、
たくさん教えてもらいました。
テント内は狭いですが、それなりにパーソナルスペースがあり
真ん中にコンロを2つおき、雪から水を作ったり、鍋やご飯を炊いたり、
みんなで食べた塩こうじ豚鍋やアヒージョが美味しくて、
会話もはずみ、とても楽しいテント生活でした
男女混合でテントで寝るのも初めてで、寝返りもうてず
なかなか眠れませんでしたが、そのうち眠りに落ちていました
寒さを心配しましたが、暑いぐらいでした。
次回の厳冬期の八ヶ岳はこんなもんじゃないと思いますが
翌朝は4:30起床、朝食作り、テントの撤去など7:00までにすませ
このあと1時間程、ビーコン、ゾンデ棒の使い方を楽しく学習。
その後、下山開始。
予報では今日の方が天気が崩れるとなっていましたが、
綺麗な青空が広がっています。
途中琵琶湖も見ることができました。
今回の冬山教室は気温がそれほど低くなく、
風もない穏やかな状態であったので、
とても条件が良かったようです。
次回、最後の教室は冬山の厳しさを体感できるかな?