神戸労山 山旅ブログ

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やっぱりいきたい!!北方稜線をひとり歩く

去年から行きたかった北方稜線。
去年は雨で。
今年は、メンバーの調整ができず・・・・。
今年もダメかな??と諦めそうになったけど。「やっぱり行きたい!!」と
ソロで企画をした。
いろんな記録を読みあさり、コースは、1日目は、劔沢まで。ここにテントなどをデポし、
2日目 劔沢→真砂沢ロッジ→仙人峠→池の平小屋(小屋泊自炊。)
3日目 旧鉱山道取付き - 小窓氷河 -小窓(乗越) - 三ノ窓 - 池ノ谷ガリー - 池ノ谷乗越 -長次郎の頭トラバース地点 - 長次郎のコル -
     剱岳 - 剣山荘 - 剱沢キャンプ場
4日目 劔沢から室堂、下山のゆったりめの計画を立てた。
お天気は、いい予報だった。
それが突然台風が発生し、どうする?!という事態に。
逆ルートについても資料を集め検討した。
8月の八ツ峰上半部の時には気にならなかった登山靴が、「もう何年目だろう?」と気になり始め、
6年は過ぎている事が発覚!
大丈夫だろう!とは思いつつ、ソールが剥がれたら・・・と、こんな事で不安になるなら買っちゃえ!と
そんな大げさな登山靴を買うつもりじゃなかったのに、勧められるまま試着し、思わぬ出費が!!
ピカピカの靴と写真付きの資料をいっぱいもって、北方稜線に出発。
ところが1日目、お天気のはずが、ガスがかかり称名滝も見えず・・・・大丈夫か?というスタートに。

室堂に到着。
室堂で計画書を出すと、引き止められ、「2日くらいビバークできる水と食料は必ず持っていくように」と言われた。
外に出ると穏やかで雄大な風景が迎えてくれた。(やったね!!)
みくりが池温泉で、温泉グッズをコインロッカーに入れた。(帰りは温泉に入るぞ!)
草紅葉夏にはまだ実っていなかったブルーベリーもいただきながら歩いた。
剱御前小屋に到着!やっぱりここはロケーションがいい。
写真撮影
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剱沢のテント場到着。
くっきり剱、八峰、源次郎が見えた。
風が強く、1人でのテント設営はちょっとしんどかった。
なんとか設営し、我が家に落ち着いた。
でも風がパタパタとテントに襲いかかり、飛ばされるかも?
明日はデポした荷物だけで持ちこたえてもらわないといけないから
石を風のあたる側にいっぱい重ね、飛ばされないようにした。
がんばれ、テント!!
d0264710_22291483.jpgヤマテンの天気を確認。
明日は霧もなく天気は持ちそうだ。でも明後日は下り坂の予報。
・・・・どうしよう??
北方稜線を歩くなら、逆ルートでいくしかない。
不安だ。
ガスがかかったらどうしよう・・・・。
ツェルトとダウンの上下だけのビバークは寒いだろうなぁ・・・・。きっと寒いに違いない。
今夜は、テント+シュラフ+断熱マットもあってこんなんなのに・・・。
明日は、剱沢雪渓を下りて池ノ平まで行くだけにしようか?行ったことのないコースだし。
でもそれなら、何のために来たんだ!北方稜線を歩きたいから思い切って来たんじゃないのか?
どうするよぉ!!
もう頭はパニック!!

引き返すポイントを2つ考えた。
とにかく剱岳の頂上まで登り、そこでの天候とスピードによって判断。
池の谷乗越まで行ってみる。そこでの天候とスピードによって判断。
そして、「もってきた記録(写真)と現在の位置を確認しながら進む」
「迷ったら確実に正しいと思える場所まで戻る」を頭に刻み「キケン地帯」に突入!
剱岳頂上に向けては4時すぎにテントをでたが、トイレにいったり、ハーネスをつけたり
パッキングをし直してみたりで結局剱沢小屋をスタートしたのは4時30分になった。
まだ、暗い中一人歩くのはスピードが落ちた。やっぱり一人はいろいろ大変だな!と思った。
だんだん明るくなってきて、歩きやすくなってきた。
朝焼けはいまいちだったけど、雄大な風景が広がっていくのは楽しかった。
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頂上到着
みんな満足そうにコーヒーを飲んだり、写真をとったりしている。
一応記念に私も写真を撮ってもらう。
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そして、「誰もここから先にはいきませんよね?」と振り返り、
北方稜線突入!
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そうそう、ここが夏に迷ったところだ。(逆周りだったけど)
長次郎の頭
3つのルートがあるらしい・・・・。
もってきた記録写真と目の前の岩の塊を何度も見比べルートを確認した。
夏もあるいた?はずの一番下のルートを選択。
見た感じはちょっと怖いかも??と思ったが、実際行ってみると楽にいけた。(ほっ)
それからも、しばらくは記録を確認しながら、こまめに写真を撮りすすんだ。
記録にあるとおり、スリングがあったり、ハングしていたりすると、うれしくなってしまう!
この記録、助かる!って感じでした。










d0264710_22522482.jpg池の谷の頭からのロケーションは抜群で、
思わずうっとり。
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反対ルートからやってきた単独者と写真を撮りあった。(北方稜線で今日初めて会った人)
これからのルートについて聞くと、「会ったのも縁ですから・・・」と一枚の北方稜線の資料をくれた。
無事池ノ谷乗越にクライムダウン。
池の谷乗越への下りは、ちょっと怖かった。(やっぱり下りは怖いなぁ…・)
もう、ここまで来たら進むしかないね!お天気もいい感じだし・・・・。
(もう引き返す気持ちはなくなっていました。)


これから池ノ谷ガリーに突入。
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噂通りの悪路でした。でも他に人もいなかったので他人からの落石の危険はなく、落ち着いて下れば大丈夫って感じでした。
小窓王もチンネも八峰の頭も・・・・まじかに迫り、迫力ある風景が広がります。
下りきって、少し上がって、三の窓に行きました。











ここが三の窓かぁ・・・・。
テント場の跡がいくつかありました。

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小窓王の発射台は、見た目「どう見ても登れそうにない!」感じでした。
でも実際に進んでいくと、記録にあるように結構簡単に登れました。スリングもあったしね。
ここを過ぎると広がった緑の風景
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それはそれはきれいな風景が広がりました。
最初あおい海が見えたと思ったら、それは青い空でした。
青い空とアオイ空とと白い雲と緑の山。
感動です!












d0264710_22564957.jpgそして、こんな踏み跡を辿って歩いていきます。

小窓雪渓が見えてきました。

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そして、2つ目の滝が右手に見えてきたら左の岩のマーキングを目印に
左側にトラバースしていきます。

北方稜線終了。
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池平小屋に到着すると、ガスが湧いてきました。
そして雲海が・・・・。
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池平小屋に泊まる予定でしたが、お天気が下り坂という事で、仙人池ヒュッテまで進むことに。
そして翌日。
部屋からの後ろ立山の朝焼けと仙人池の逆さ劔d0264710_23062157.jpg
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こんなヘツリと、こんな雪渓を歩き無事ベースキャンプの劔沢に帰ってきた。やったね!!

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北方稜線一人歩きは、とっても緊張したけど充実したものだった。
また歩きたいコースです。

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by koberozan | 2017-09-30 23:30 | 縦走 | Comments(0)

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