厳冬期の槍ヶ岳はやっぱり厳しかった
メンバーに恵まれ学ぶことの多い充実した山行となった。
27日、22時前にS宅を出発し、ほとんどノンストップで2:30新穂高駐車場に到着。
Sさん、運転お疲れ様です。
28日 6時に起き、しっかり朝食をとり、7時40分 駐車場を出発した。
トレースもあり、林道はツボ足で、途中からスノーシュー、わかん装着。
8:30 1339m 穂高平避難小屋
11:00 1544m 白出小屋
13:35 1745m 滝谷避難小屋
14:40 2000m 槍平冬季小屋着
やっと着きました。
重かったし、長かったし、疲れました。
雪を払い、小屋内の場所を確保し、水や雪を取りに行きました。
そして、しんどかったけれど、再度スノーシューを付け、明日の取り付き地点を確認に出かけました。
これで安心です。
29日 まだ暗いなかスノーシューを付け、6時前に出発。
星が出ていました。嬉しい。
最初から急登です。
しばらく登ると・・・・・
うわー!!穂高が見える!!すごい!
もう少し登ると槍の穂先が見えました。
2400m地点 今日のテント場です。
30日いよいよ槍にアタックです。
スノーシューを付け、必要なものだけザックに入れ出発です。
昨日の降雪でトレースは消えていました。
なかなかルートどりがむつかしいです。
途中でスノーシューとストックをデポし、アイゼンとピッケルに。
危険地帯?に突入です。
9:30 2,730m 千丈沢乗っこし に着くと風が強く雪が吹き付けます。
休憩したくても風が強く休めず、大きな岩までいってやっと休憩できました。
そこで、一瞬、西鎌尾根、中崎尾根、大喰岳西尾根を眺めることができました。
綺麗でした。
ホワイトアウト状態で、ルートファインディングが困難になりました。
なかなか肩の小屋のルートが見つかりません。
やっと小屋に到着。
冬季小屋に入り、ほっとしました。小屋の偉大さを実感です。
小屋で少し休憩し、登頂は諦め下山することに。
下山がまた危険でした。
Oさんのメガネが凍って見えなくなりましたが、なんとかスノーシューをデポした地点に辿り着きました。
中崎尾根は長い尾根ですが、綺麗な尾根です。
17:00 やっとテント場に到着。
長かった1日が終わりました。
31日 下山
6:00前出発。
雪でトレースが微かに残っているだけ。
7:30 2,440m 奥丸山
8:20 2,000m 槍平小屋
10:30 1,544m 白出し小屋
豊かな森のなかで、雪の結晶が降ってくるのを眺めました。
静かな時間でした。
11:10 1,339 穂高平小屋着
12:30 駐車場着
駐車場すぐの温泉に入り、体を伸ばしました。
おいしい飛騨牛を食べて帰りました。
今年の山の締めくくりは、とても充実していました。
ご一緒してくださったみなさま、ほんとうにお世話になりました。
みなさまのお影で充実した楽しい山となりました。感謝します。