大峰山系・下多古川本谷沢登り
大小様々な滝や泳げる釜もあり、飽きることのない沢登が楽しめました。
ロープは必要無く、直登できる滝がほとんどで、所々危険なところは残置ロープがあります。
■8月25日(土)
神戸を早朝に出発しました。途中スーパーで食料を買い、下多古川の林道終点の駐車場に駐車。
沢装束に着替えて出発です。
標高707m入渓地点よりしばらく行くと斜滝15mが現れました。
斜滝10mでは泳ぎも楽しみました。
斜滝5mはシャワーで直登です。
遊歩道の吊橋が頭上を越えます。あまごをやっとのことで手づかみで捕まえましたが小さいのでリリースです。
本日の見所である、2段50m琵琶滝が眼前に現れてきました。
琵琶滝を下から見上げると飛翔する水しぶきに歓声が上がります。
琵琶滝の高巻きは、丸太の梯子を登りかすかな踏み跡を行くと簡単です。
やがて滝口手前の祠に出会い、今回の沢登りの安全を祈願しました。
ここは抜け落ちた岩壁のしたをくぐります。
次は下多古川本谷で2番目に大きい40m中の滝です。中の滝の高巻きは、右岸のかすかな踏み跡を辿ります。方向を探っていると鈴の音が聞こえてきました。
奈良市内からこられた60歳前後の釣師の方でした。あまごがいっぱい釣れたので分けてくれました。中には尺あまごも見せてくれました。今夜のビバーグの楽しみが増えました。
釜を持った8m滝は左にロープがあります。
ビバーグ地です。台地になっていて最適地です。
釣師の方に頂いたあまごの塩焼きです。一人3~4匹も頂きました。お酒もおいしくなりました。深夜まで話が弾み楽しい夜をすごしました。
■8月26日(日)
6時にNさんの起床の号令です。朝食は久しぶりのソーメンです。予定より遅れて出発です。
出発直後は水に浸かると少し冷たいくらいです。ですので誰も泳ごうとしません。
ここは木ノ葉入らずの淵でしょうか。右後方にガリーがあり、そこにトラロープが垂れ下がっています。落石注意です。
1180mの二俣です。遡行図ではここが終点ですが、NOさんがもう少し行くとまだ滝があるかもということで、それならとザックをデポして上流を目指しました。
するとどうでしょう。逆くの字の滝が現れ、その奥にも滝がありそうなので行ってみると、大きなドーム状の岩屋になっていて天井に穴が開いています。
そこから水が落下していたのです。不思議な光景です。その上はどうなっているのか次回の楽しみにしておきましょう。
下山は中の滝までは谷中を下降し、少し迷いましたが登山道を下りました。
予定通り駐車場に到着しました。下多古川本谷は水も綺麗で澄んでいます。
大きな滝もあり、釜で泳ぎもありで、存分に楽しめみんな大満足でした。
その後は御所市にある温泉で汗を流し、気持ちよく帰神しました。
今回参加の皆様ありがとうございました。次回もよろしくね。
byバンビの丘住民